福岡県嘉麻市にある沖出古墳(おきでこふん)です。
筑豊が好きシリーズ第35弾
福岡県嘉麻市にある沖出古墳です。
4世紀末に造られた全長約68mの前方後円墳であります。
平成9年7月25日に県指定史跡に指定されています。
この古墳は、遠賀川に向かって延びる標高約40mの丘陵の突出した部分を利用し、南側から高く大きく見えるように造られています。
とてもきれいに整備されている公園です。
古代史に興味がある方は是非いかれてみてください。
概要
- 築造時期: 沖出古墳は4世紀終わり頃に築造された前方後円墳です。その全長は約68メートルに及びます。
- 形状: 前方部が2段、後円部が3段の構造を持つ前方後円墳として知られています。
- 出土品: 沖出古墳からはさまざまな出土品が発見されています。これには鍬形石、車輪石、石釧の石製腕飾り、埴輪などが含まれます。特に注目すべきは、九州の古墳で唯一、三種類の石製腕飾りがセットで出土したことです。また、九州で2例目となる船の絵が線で刻まれた埴輪も見つかっています。
- 石室と石棺: 後円部には竪穴式の石室が築かれ、割竹形の石棺が納められていました。被葬者はヤマト(大和)政権と強い結びつきのある人物であったと推測されています。
歴史的価値
沖出古墳は、筑豊地方で最古の古墳とされており、その歴史的な価値は大きいです。興味深い発掘調査や出土品の研究が行われていることも知られています 。
アクセス方法
- JR九州後藤寺線の下鴨生駅からタクシーで約11分。
- 飯塚バスターミナルから西鉄バス山野・漆生経由西鉄大隈ゆきに乗車し、「沖出」で下車して徒歩約5分(430メートル)
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遠賀川流域の古代文明
遠賀川流域には古代より文明が栄えていたことが、この古墳をみると容易に想像が出来ます。沖出古墳よりも大きくて、見事な古墳もこの遠賀川流域にはいくつか存在します。王塚古墳(桂川町)竹原古墳(宮若市)などの前方後円墳と川島古墳(飯塚市)、夏吉古墳群(田川市)、伊方(いかた)古墳(福智町)、戸山原古墳(川崎町)などの円墳があります。
いかがでしたか?
福岡県嘉麻市漆生(うるしお)にある沖出古墳をご紹介しました。
景色がきれいな田舎道をドライブしていると突然に見事な前方後円墳が姿を現します。
無料の駐車場に車を止めて、しばし古代のロマンにふけってみたくなりました。
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