おしゃれな装飾品を身に着けた二人の魔女

呪術的な埋葬儀礼
もちろんこの展示品は精巧なレプリカですが、本物はこの資料館の保管室に厳重に温度管理されて保存しているそうです。
この人骨は、福岡県芦屋町の「芦屋歴史の里(歴史民俗資料館)」に収蔵されており、縄文時代の生活や文化を知るうえで重要な考古学的資料です。以下に詳しくご紹介します。
1968年に実施された第三次調査で発見されたのは、サメの歯で作られたイヤリング2個、緑色の大珠1個、19個のタマキガイの腕輪、さらに鹿角2本を添えて埋葬された女性の人骨である。発掘を担当した報告者は、大珠を持つ女性を呪術師であり、同時に女族長であったと考えている。その他の女性たちも皆、貝の腕輪を身に着けており、耳飾りや足飾りをつけている者もいた。縄文時代の女性が多くの装飾品を身にまとって埋葬された事例は全国的にも非常に珍しく、縄文社会の構造について新たな考察を促すものである。
🏺 山鹿貝塚の縄文人骨の学術的価値
- 出土場所:福岡県芦屋町の山鹿貝塚
- 時代:縄文時代(詳細な年代は未記載ですが、縄文前期〜中期の可能性あり)
🏛 芦屋歴史の里(歴史民俗資料館)の概要
- 所在地:福岡県遠賀郡芦屋町大字山鹿1200番地
- 展示内容:
- 山鹿貝塚の縄文人骨
- 芦屋釜、芦屋歌舞伎などの地域文化資料
- 民俗資料約16,000点(農耕・漁業・宗教・芸能など)
- 開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
縄文人の人骨が眠るこの資料館は、芦屋町の古代からの人の営みを静かに語りかけてくる場所です。
山鹿貝塚の模型
発掘はまだほんの一部しか行われていませんが貴重な文化遺産を損なわないために、将来発掘技術が発展する時を待っているそうです。おそらく今よりもすごい古代遺物が眠っていることでしょう。


2日前に訪れた山鹿貝塚
現地には出土品が有りませんが、ロマンをを感じるには十分です。
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