
縄文の風が吹く丘へ——
全国的にも名高い福岡県芦屋町の「山鹿貝塚」。装飾品をまとった女性人骨が発掘されたことで知られるこの史跡は、縄文人の暮らしや祈りの痕跡が今も静かに息づく場所です。
先日、そんな山鹿貝塚を訪ねてきました。秋風に揺れる草原の中、6000年の時を超えて伝わる物語に耳を澄ませながら、縄文の記憶に触れるひとときを過ごしてきました——。
- 🏺縄文の記憶に触れる旅——山鹿貝塚を訪ねて
- 🌿砂丘に眠る縄文人の物語
- 🧬縄文の美意識と祈り
- 👣現地で感じたこと
- 📍アクセスと見学情報
- 🧙♀️魔女の集落でフェアリーリング発見!
- 🍄フェアリーリングとは?
🏺縄文の記憶に触れる旅——山鹿貝塚を訪ねて
福岡県芦屋町にある山鹿貝塚。全国的にも知られるこの史跡は、縄文時代の人々の暮らしや祈りが刻まれた、静かで力強い場所です。
先日、秋風に誘われてこの貝塚を訪ねてきました。6000年の時を超えて、今もなお語りかけてくるような空気に包まれながら——。
🌿砂丘に眠る縄文人の物語
山鹿貝塚は、東西約100m、南北約70mの砂丘に広がる遺跡で、1953年に発見されました。
驚くべきは、装飾品を身につけた女性人骨が多数出土していること。サメの歯のイヤリング、貝の腕輪、緑色大珠、鹿角などをまとった姿は、まるで縄文の女族長のよう。呪術師としての役割もあったのではと考えられています。
🧬縄文の美意識と祈り
出土した土器は、磨滑縄文土器と呼ばれる西日本特有のもの。装飾品の数々からは、美しさへのこだわりと、自然との深い結びつきが感じられます。
胸骨が意図的に抜かれている人骨もあり、呪術的な埋葬儀礼が行われていた可能性も。縄文人の死生観や精神文化に触れる貴重な手がかりです。
👣現地で感じたこと
訪れた日は、草原を渡る風が心地よく、遠くから鳥の声が聞こえていました。
案内板を読みながら、ふと「この丘で、縄文の人々はどんな風に暮らしていたんだろう」と想像してみると、時空を超えたつながりを感じて胸が熱くなりました。
📍アクセスと見学情報
山鹿貝塚は常時公開されており、出土品は芦屋町歴史民俗資料館で見ることができます。
JR折尾駅からバスで「山鹿郵便局前」下車、徒歩15分ほど。秋の散策にもぴったりです。
縄文の風が吹くこの丘で、遠い昔の人々の息づかいに耳を澄ませる——そんな時間が、今の暮らしにも静かな彩りを添えてくれるような気がしました。

こちらが、山鹿貝塚の出土品をモチーフにしたイラストです。縄文時代の女性が、サメの歯の耳飾り、緑色大珠、貝の腕輪、鹿角を身につけて、儀式の気配を漂わせながら丘に立つ姿を、水彩風で描いています。
発見された人骨は、魔女(シャーマン)という説が有力で、この辺りは魔女の集落だっのかもしれませんね。
余談ですが、この付近には昔有名な占い師が住んでいた小屋が海岸にあり漁師の遭難事故を予知したそうです。結果それを信じなかった漁師たちは海難事故に遭いその石碑が今も見られるそうです。
🧙♀️魔女の集落でフェアリーリング発見!

そんな場所で、ふと足元に目をやると——円を描くようにキノコが並んでいるではありませんか。
それはまさしく、フェアリーリング(菌輪)。妖精が踊った跡とも言われる、自然が描く魔法のサークルです。
🍄フェアリーリングとは?
フェアリーリングは、キノコの菌糸が地中で放射状に広がり、円形にキノコが生える現象。
ヨーロッパでは「妖精が夜に踊った跡」「異界への入り口」とされ、日本でも「魔女の輪」と呼ばれることがあります。
この日見つけたリングは、直径約2メートルほど。朝露に濡れたキノコが、まるで儀式の跡のように静かに佇んでいました。
風が吹き抜けるたびに、キノコの輪が何かを語りかけてくるようで、思わずその場に立ち尽くしてしまいました。
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